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2022年1月6日開催 仏教講座 WEB聞法会 ZOOM開催 僧侶名倉幹先生

◆ニューヨークに住む僧侶名倉幹先生から、仏法を学ぶ会。

◆聞法(仏教)の目的とは
 宇宙の真理や、道理、理法に気づき目覚めること。そっか~、なるほどな~、と真理に気づき、本質が理解できれば迷いがなくなる。迷いがなくなると自由に泰然と生きることができる。これが仏法の目的。

◆では真理とは、道理とは何か
⑴一切皆苦(人生とは苦しみの連続であるということを先ず理解すること)

⑵逆境も苦悩も、必然としてありのままを受け入れる大きな心をもつ。真理を知れば、やがて逆境は逆境でなくなり、逆境があったからこそ今の自分があると思えるようになる。逆境とは自らの心を鍛えるための試練、逆境によって成長できることを知れば、逆境は自分にとってありがたいことであったと理解できる。

⑶逆に、好調や順境は今の時点では嬉しい事のように思えるが、実はその好調のお陰で、鼻が高くなり傲慢になってしまったりと、良いことの後には必ず不幸が訪れるというサイクルがある。時代を振り返っても歴史は必ずや栄枯盛衰を繰り返すのが世の常である。この好不調の循環サイクルが理解できれば大過がなくなる。良い時、調子の良い時こと気を付けなければならないということ。

⑷逆境も、順境もどちらかが良くて、どちらかが悪いということではない。そのことに気づけは、逆境も苦労も、自らの糧に変えることができる。これが宇宙の真理である。陰も陽も、善も悪も、二極にわかれて正反対の特徴を持つが、実はその二極でバランスが取れている。どちらもが必要であり、特徴にはそれに相当する反作用がある。この真理が解れば、逆境に遭っても動じなくなる。

⑸人間がもっとも恐れている死についても同じこと。死は確実に訪れるということを誰しもが知っている。しかし死は怖い。宇宙や大自然の摂理から見ると、人間を含むあらゆる生物はみな、生まれてから子孫を遺し、その後に死んでいくという循環を繰り返している。子孫を繁栄した段階で自らの命に与えられた使命を果たしたので死んでいくのである。だから死を恐れる必要はない。すでに命に与えられた使命を全うしたということだけだ。この真理に気づけば、死への恐怖に対する意識は大きく変わるだろう。死ぬことも自然の摂理であり、死への恐怖はなくなるのである。

⑹仏教的にこれらのことを表現すると
・諸行無常 あらゆる現象は変化してやまない。
・諸法無我 この世のものは全部持ちつ持たれつで、たった一つで存在するものは一つもない。
・涅槃寂聴 煩悩の火が消えた安らぎの境地のこと。悟りの境地、煩悩から離れ苦しみがなくなった解脱の境地。
 このように仏教は真理を伝え、人を苦悩から救ってくれるのである。定期的にこういう教えを学び続ける。それが聞法である。皆さん、共に学びましょう。

◆日時  2022年1月6日木曜日 日本時間20時~22時

◆場所  各自自宅のパソコン ZOOMにて ミーティングID 497 242 2675

◆会費  なし (任意 お布施) 

◆講師
 1962年生まれ 豊中市出身 神戸大学卒 三井住友銀行外為1987~1999年
 東本願寺ハワイ別院 2008~2012年
 現在、真宗大谷派 東本願寺 北米開教師 僧侶 名倉幹先生 ニューヨーク在住 

◆主催
 人間の森大学 仏教講座 WEB聞法会 

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