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名倉幹先生
仏教講座

名倉幹先生

経歴
1962年生まれ 京都出身 
神戸大学卒 
三井住友銀行外為1987~1999年
東本願寺ハワイ別院 2008~2012年
現在、真宗大谷派 東本願寺 北米開教使 僧侶
ニューヨーク在住
講座
仏教講座 聞法会他、世界各地で仏教講演。生死の根本問題とその解決に尽力を注がれている。
大学時代はアメフトの選手として打ち込むが、3回生時に父が癌で死亡。それが機縁となって浄土真宗の老師にめぐりあい、爾来仏道の求道、聞法生活が始まる。
銀行等サラリーマン生活約20年を経て、2006年5月真宗大谷派(東本願寺)にて得度。
その後、東京、大阪で定期的に仏教法話会、静坐会を開催。また精神的な悩みの相談に応ずるべく「いのちとこころの相談所 聞(もん)」を開く。また、文書伝道「親蓮坊通信」の発信を始める。その後アメリカでの伝道を志し、2008年8月東本願寺ハワイ開教区に赴任。その後一念発起し、2012年11月にニューヨークに渡り聞法生活を始め、現在に至る。ニューヨーク在住。
NPO法人「自殺防止ネットワーク 風」の相談員僧侶。号は親蓮坊
心身を健康に - 静坐
仏法法話だけでなく、毎朝毎晩「静坐」をしている。静坐は継続することで、宗教や人種を超えて、さまざまな悩みや苦しみを解き放つ効果がある。仏教を学ぶのは、頭で真理や考え方を理解していくだけではなく、悟りを感じ得るには日々の修行が必要であるが、静坐には理屈はない。ただ坐り続けることで、心が安定するという不思議な効果がある。お釈迦さまも過酷な修行を積まれたが、結果的に悟りというものに至らなかった。そして菩提樹の下で静坐(坐禅)することで悟りを拓いたと言われている。名倉先生も長らく静坐を続けられ、静坐によって心の安定や平安が出来ることを説いている。
現在は、ニューヨークの大学や世界各地で静坐会を開き、日本だけでなくグローバルに、この「静坐」の素晴らしさを広めている。
椅子に座っての静坐法
静坐とはどんなものか
「腰を常にしっかり立てること、鼻から吐く息をできるだけ長く吐くこと、そして吐きながら丹田 (下っ腹) に満身の力を入れる。これは大正時代に岡田虎二郎先生によって確立された坐・呼吸法です。
 ”病は気から” と言いますが、この静坐を行うことによって心の平穏を得て、さまざまな悩みや病を克服してきた人もたくさんいます。病の痛みや苦しみによってこころが不安定な患者さんなどを救うため、病院でも実際に取り入れられている。

◆いすに腰掛けての静坐の要領
(1).いすの前の方に浅く腰をかけます。
ひざの間は握りこぶし二つほど。足をしっかり床につけます。

(2).腰をしっかり立てます。これが最も大事です。決してもたれません。
この姿勢はいつでもどこでも常に保つ。

(3).親指をもう一方の手で握り、手を組みます。手のひらを下にしてももの上、
下腹につけます。

(4).肩の力を抜き、首はまっすぐ、あごをぐっと引きます。

(5).みぞおち(上腹)の力を抜く。上半身をやや少し前に倒す。

(6).目と口を閉じる。

(7).呼吸 :鼻の穴から静かにそろそろと、長い時間吐き続けます。少し余裕を残して吐くのを止めると、息は鼻の穴からすっと一瞬で入ります。
息は吸おうとしなくても勝手に一瞬で入ってきます。そしてまた、そろそろと静かに鼻から長い時問吐き続けます。吐くのを止めると、勝手にすっと鼻から息が入ります。この繰り返しです。

(8).息を吐きながら、下腹(丹田)に力を入れます。

(9).静坐中は心は腹の力の上におく。一息一息に集中します。

親蓮坊 名倉幹